歌人に会える百人一首
三条右大臣
意味
逢坂山の「さねかずら」。その名前どおりであるならば、さねかずらのつるにあなたを絡ませて手繰り寄せ、人に知られないで逢瀬できたらいいのにと思う。
解説
作者は右大臣という高い地位にあったため、恋人に自由に逢うことは難しかったと考えられます。この歌には、「人知れず逢いたい」という切実な恋心が込められているようです。
当時は、想いを伝える際に和歌へ花や植物などを添えて贈る風習がありました。歌に詠まれた「さねかずら」からは、言葉だけでは伝えきれない思いを届けようとする作者の姿が感じられます。
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