時雨の百人一首

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壬生忠見歌人に会える百人一首
壬生忠見

ねこ

意味

恋をしているという噂が早くも立ってしまった。気づかれないように心の中で密かに想い始めたばかりなのに。

解説

この歌は、「未逢恋」(未だ逢わざる恋:まだ逢ったことのない相手への恋)という題で詠まれました。恋をした瞬間、自分の心が相手に奪われてしまったような感覚を、印象的な言葉で表現しています。

壬生忠見は、歌人・ 壬生忠岑 を父に持ち、幼い頃から歌の才能に恵まれていました。「天徳内裏歌合」では平兼盛と名勝負を繰り広げましたが、惜しくも敗れたと伝えられています。

この歌からは、恋にも歌にも真剣に向き合う繊細な人物像が浮かび上がります。心の動きを鋭く見つめ、それを美しい歌へと昇華する感性の豊かさこそ、壬生忠見の魅力といえるでしょう。

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