歌人に会える百人一首
河原左大臣
意味
私の心は、陸奥産のしのぶもぢずりの乱れ模様のように乱れてしまった。私のせいではありませんよ。
解説
「しのぶもぢずり」は、漢字で「信夫文知摺」と書きます。「信夫」は福島県信夫地方のことで、「文知摺」は石に草木をこすりつけて布にその色を移す染色技法のことです。
作者は、隠し切れない恋心を、しのぶもぢずりの乱れ模様に例えて、この歌を詠みました。人目を忍ばなければならない恋だったのでしょうか。抑えようとしても心が乱れてしまう様子からは、恋に翻弄される作者の姿が感じられます。
詳しくはこちら