歌人に会える百人一首
菅家
意味
今回の旅は急のことで、幣を携えてくることができませんでした。 手向山の神様よ。この美しい紅葉を捧げるので、御心のままにお受け取りください。
解説
この歌は、上皇のお供をしていた菅原道真が詠んだ歌です。百人一首では菅家 の名で選ばれており、今では学問の神様として知られています。
当時、道祖神に参拝する際には、「幣」と呼ばれる紙や麻を裂いた供え物を捧げる風習がありました。 道真は幣を持っていませんでしたが、とっさの機転で美しい紅葉を供え物に見立てました。
作者は、学者として優れていただけでなく、その場に応じて気の利いた歌を詠む才能も持ち合わせていたことがうかがえます。
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