時雨の百人一首

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源宗于朝臣歌人に会える百人一首
源宗于朝臣

ねこ

意味

山里は寂しいものですが、冬は一段と寂しい。訪れてくれる人もいないし、草木も枯れてしまうと思うと。

解説

源宗于朝臣は、華やかな宮廷社会に身を置きながらも、思うように出世に恵まれなかった人物とされています。そのため、この歌に詠まれた冬の山里の寂しい風景には、単なる自然描写を超えて、作者自身の心情が重ねられているようです。

人の訪れもなく、草木も「枯れる」冬の山里。「かれる」には、草木が衰えるという意味の「枯れる」だけでなく、人が遠ざかるという意味の「 る」も掛けています。作者はそんな寂しい風景に、人に顧みられなくなったような自らの境遇を重ね合わせ、しみじみとした思いを詠んだと考えられます。自然の姿に心を託して心情を表現するところに、源宗于朝臣の繊細で思慮深い人柄がうかがえます。

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