時雨の百人一首

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藤原道信朝臣歌人に会える百人一首
藤原道信朝臣

ねこ

意味

夜が明けてしまえば、やがて日が暮れてまたお会いできるとわかってはいるものの、それでも恨めしい朝ぼらけであることよ。

解説

「夜になればまた逢える」と分かっていても、愛する人と別れなければならない朝が恨めしい。この歌には、少しの間も離れていたくないという切実な恋心が詠まれています。後朝の別れという平安時代の恋愛習慣を題材にしながら、恋人と過ごした時間の名残を惜しむ気持ちが率直に表現されています。

作者の藤原道信は、平安中期の貴族・歌人で、中古三十六歌仙の一人に数えられます。若くして亡くなったため作品数は多くありませんが、繊細で素直な感情表現に優れた歌を残しました。この歌からも、恋する人の飾らない心情を巧みに描き出す、道信の歌風をうかがうことができます。

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