時雨の百人一首

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藤原清輔朝臣歌人に会える百人一首
藤原清輔朝臣

ねこ

意味

長く生きながらえたら、今を懐かしく思うだろう。
つらいと思った日々も今では懐かしく思えるのだから。

解説

この歌は、不遇の時期にあった藤原公教に贈られた歌と伝えられる一首です。「長く生きていれば、今の苦しみもやがて懐かしく思い出される日が来るだろう」という人生の実感が詠まれています。過去を振り返れば、かつて辛かった出来事も今では思い出となっているように、現在の悩みもいつか穏やかな記憶へと変わっていく。そんな温かな慰めと希望が込められています。人生の機微を静かに語りかけるような味わい深い名歌です。

作者である藤原清輔は、平安時代後期を代表する歌人・歌学者です。歌道の名門・六条藤家の一員として活躍し、和歌の研究や編纂にも大きな功績を残しました。勅撰和歌集の撰者候補にもなるほど高く評価され、後世の歌学にも大きな影響を与えています。この歌にも、人の心の移ろいや人生経験への深い洞察を、親しみやすい言葉で表現する清輔の優れた歌才が表れています。

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