掛詞クルッと発見!
62番・清少納言
歌の中に隠れている掛詞を見つけてタップしてみよう。
タップした言葉がその場でくるりと入れ替わり、ふたつの意味が交互に現れるよ。
解説
「逢坂」は掛詞になっています。
掛詞とは、同じ音の言葉に二つの意味を重ねる表現です。
この歌の「逢坂」には、地名の「逢坂」と、「逢ふ」という二つの意味が込められています。
中国の故事にならって鶏の鳴き真似で函谷関をだましても、逢坂の関だけは決して許さない。地名の「逢坂」に「あなたと逢う」という意味を重ね、男性からの誘いを機知に富んだ言葉でやんわりと断っています。
短い三十一文字の中に、二つの意味が重なるところが、掛詞の魅力です。
単語など
夜をこめて
夜がまだ明けないうちに。
とりのそらね
鶏の鳴き真似。中国の故事にちなむ言葉。
はかるとも
だまそうとしても。
よに
決して。あとに打消の語を伴う。
逢坂の関
山城国と近江国の境にあった関所。
現在の滋賀県大津市に遺跡がある。
許さじ
決して許さないだろう。「じ」は打消の意志を表す。