掛詞クルッと発見!
77番・崇徳院
歌の中に隠れている掛詞を見つけてタップしてみよう。
タップした言葉がその場でくるりと入れ替わり、ふたつの意味が交互に現れるよ。
解説
この歌には掛詞が二つ隠れています。
掛詞とは、同じ音の言葉に二つの意味を重ねる表現です。
一つ目は「われても」。滝川の水が岩に分かれる「割れても」と、「別れても」という二つの意味が込められています。
二つ目は「あはむ」。分かれた水が再び「合はむ」と、「逢はむ」という二つの意味が込められています。
川の瀬の流れが速いために、岩にせき止められて滝川が二つに分かれても、末にはまた一つに合わさるように、たとえ今は別れても、いつかまたあなたと逢おうと思う。川の流れの情景に、恋人との別れと再会への願いを重ねて詠んでいます。
短い三十一文字の中に、二つの意味が重なるところが、掛詞の魅力です。
単語など
瀬をはやみ
川の瀬の流れが速いので。
「〜を…み」で「〜が…なので」という意味。
せかるる
せき止められる。
滝川
急流。激しく流れる川。
とぞ思ふ
と思う。「ぞ」は強調を表す。