掛詞クルッと発見!
10番・蝉丸
歌の中に隠れている掛詞を見つけてタップしてみよう。
タップした言葉がその場でくるりと入れ替わり、ふたつの意味が交互に現れるよ。
解説
「逢坂」は掛詞になっています。
掛詞とは、同じ音の言葉に二つの意味を重ねる表現です。
この歌の「逢坂」には、地名の「逢坂」と、「人と逢う坂」という二つの意味が込められています。
都から旅立つ人も都へ帰る人も、知り合いも見知らぬ人も、誰もがこの坂で出会い、そして別れていく。さまざまな人の人生の一場面が繰り広げられます。
一つの地名に「逢う」という人の営みを重ねることで、旅の情景だけでなく、人と人との縁のはかなさまで感じさせるところが、この歌の魅力です。
短い三十一文字の中に、二つの意味を響かせるところが、掛詞の美しさです。
単語など
逢坂
都と近江の国を結ぶ関所があった坂。
逢ふ坂
人と出会う坂。
関
関所。人の通行を検問するために設けられた場所。