掛詞クルッと発見!
20番・元良親王
歌の中に隠れている掛詞を見つけてタップしてみよう。
タップした言葉がその場でくるりと入れ替わり、ふたつの意味が交互に現れるよ。
解説
「みをつくし」は掛詞になっています。
掛詞とは、同じ音の言葉に二つの意味を重ねる表現です。
この歌の「みをつくし」には、「澪標」と、「身を尽くし」という二つの意味が込められています。
つらい思いをしたのだから、もうどうなってもいい。難波の海に立つ澪標のように、この身を尽くしてでも、もう一度あなたに逢いたいと思う。地名の景物に「身を尽くす」という強い決意を重ねた、情熱的な恋の歌です。
短い三十一文字の中に、二つの意味が重なるところが、掛詞の魅力です。
単語など
わびぬれば
つらい思いをしてしまったので。
いまはたおなじ
今となってはもう同じことだ。
難波なる
難波にある。「なる」は存在を表す。
澪標
難波の海に立てられた、船に水路を示す杭。
身を尽くし
この身を尽くして、あなたのために全てをかけて。
逢はむとぞ思ふ
逢おうと思う。「む」は意志、「ぞ」は強調を表す。