掛詞クルッと発見!
24番・菅家
歌の中に隠れている掛詞を見つけてタップしてみよう。
タップした言葉がその場でくるりと入れ替わり、ふたつの意味が交互に現れるよ。
解説
「たび」は掛詞になっています。
掛詞とは、同じ音の言葉に二つの意味を重ねる表現です。
この歌の「たび」には、「度」と、「旅」という二つの意味が込められています。
急な旅立ちで、神様への供え物である幣も満足に用意できなかった。その代わりに、手向山の美しい紅葉を幣として捧げますので、どうぞ神の御心のままにお受け取りください、という気持ちが詠まれています。
短い三十一文字の中に、二つの意味が重なるところが、掛詞の魅力です。
単語など
度
このたびは=今回は、という意味。
旅
作者が旅の途中であること。
幣
神様へのお供え物として捧げる、布や紙などで作った物。
とりあへず
十分に用意することができず。
手向山
旅の安全を祈って神仏にお供えする山の古称。
奈良にある山の名前という説もある。
もみぢのにしき
紅葉を、美しい織物の錦に見立てた表現。
神のまにまに
神の御心のままに。
「まにまに」は「〜のとおりに」という意味。